PlatformIOで新規プロジェクトを作成した際、Espressif32プラットフォームのバージョンが古いことが原因でエラーが発生しました。 記事「初めてのESP32：開発環境構築」 でインストールして以降、これまでアップデートしていませんでした。
PlatformIO - Home画面、New Projectから Project Wizardを起動。
Boardは Espressif ESP32-C3-DevKitC-02を選択。
プロジェクトが作成され、platformio.iniが開いたところでエラー。
※エラー UnknownBoard: Unknown board ID 'esp32-c3-devkitc-02'
PlatformIO - Platforms画面、メニューの Updatesを選択します。
Espressif32プラットフォームのバージョンを確認してアップデートを実行します。
※ver 6.0.1 → 6.4.0へアップデートされた。
platformio.iniを開き直すとツールのダウンロードと展開が行われ、エラーが解消されます。
PCに複数の開発ボードのCOMポートがある場合、通信先を「AUTO」検索ではなく「COMx」で指定します。
ESP32-C3シリーズは他の開発ボードのようなUSB-シリアル変換を必要とせずにプログラムを書き込むことができます。
PCに接続すると自動的にドライバーが組み込まれ、COMポート上のデバイス「USB JTAG/serial debug unit」として認識されます。
デバイスマネージャーを確認してデバイスが認識されていない場合は、手動でドライバーをインストールします。
方法は公式サイト「
Configure ESP32-C3 Built-in JTAG Interface」を確認してください。
→「Invoke-WebRequest 'https://dl.espressif.com/dl/idf-env/idf-env.exe' -OutFile .\idf-env.exe; .\idf-env.exe driver install --espressif」
をPowerShellウインドウで実行すると、ダウンロードとインストールが完了します。
手持ちのESP32は開発ボード「ESP32-DevKitC」しかありません。基板に組み込んで使うためのESP32を探したところ、 秋月電子通商で「ESP32-C3-WROOM-02-N4」が販売されていました(M-17493)。 自分の用途では性能・機能とも申し分なく、比較的新しい品種、かつ安価なのでこれを使うことにします。
