『昼夜逆転』工作室
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モバイルバッテリーケース改造

2016年2月
リチウムイオン電池18650を使用したモバイルバッテリーキットを組み立てました。
が、ケースのサイズが合わないという落とし穴が。というわけでケースを改造しました。
ここでは工作のメモ代わりに写真を置いておきます。

電池が長かった

リチウムイオン電池18650は、太さ18mm、長さ65mmの充電池です。 ただし、過充電・過放電から保護する回路がフィルム内に収まっているタイプは、全長が4mmほど長くなっています。 一方、ケースはケースで基板に制御回路が含まれていて、保護回路なしの電池をセットすることを想定しています。
…ということに、電池とケースが手元に揃ってから気が付きました。

ケースと電池 ケースと電池

ケースを伸ばした

ケースを切断。4mm離してプラ板で接着。切断した導線もスズメッキ線で延長してハンダ付け。というわけで完成。
外へ持ち出すことは考えていないので見た目は度外視。

ケース改造 ケース改造 ケース改造

ケース改造 ケース改造 ケース改造

全体の様子

バッテリー使用中はLEDが青く光ります。 この部分は押しボタンになっていて、白色LEDを点灯/消灯することができます(USBケーブルの接続とは関係なしに)。 非常用懐中電灯の代わりになります。
実はこのボタン(透明パーツ)、1,2回押したらケースの中であっさり折れてしまったので、基板を外してプラ板で修理しました。 基板を外すのに一苦労しました。どうやってはめたんだ?と考えたところ… どうやら基板をケースにはめた後、電池端子の金属パーツをハンダ付けしているようです。

そして一難去ってまた一難。USB-Aコネクタも壊れました。白い板の部分が根元から折れました。瞬間接着剤で修理。 ですが、USBケーブルを差し込んだらコネクタ内の金属端子が奥へグシャッと引っ込んでしまいました。ピンセットでほじくり出して伸ばして何とか修復。
結局、そんな状態を経て使用しています。今のところ動作に問題ありません。

ケースの基板 LED消灯 LED点灯

全体の様子 端子

使用中の様子

モバイル・ラズベリーパイ
これで何に使うって決めてるわけではありませんが、何か便利そうなのでやってみました。
RaspberryPi2に3.5インチLCDを載せています。左下のワットチェッカーはシステムの構成には関係ありません。

モバイルRPi

充電
充電中はLEDが赤く光ります。満充電で消えます。 満充電に要した電力量は2本で4709mAhでした。1本あたり2350mAh、ほぼ公称値(2500mAh)通り。 格安品の電池ですがハズレではなかったようです。
なお、充電完了状態の写真では10時間経過となっていますが、単に充電開始からの経過時間であり、満充電に要した時間というわけではありません。

充電開始 充電完了

電池とケースについて

電池
TrustFire Protected 18650 Lithium Battery - Blue (2500mAh 2PCS)
DealExtreamで購入。2本で1000円くらい。2015/12/27に注文、2016/01/22に到着。
1本あたり数百円だとかの安すぎる18650は要注意です。レビューを確認すると、電池容量が公称値より全然少なかったり、ほとんど充放電できなかったりするようです。

モバイル電池ケース
モバイルバッテリーキット [K-2C1U4D1L-NS]
aitendoで購入。500円。モバイル目的でなく充電器の代わりに使うという手もあります。
保護回路なしの18650を使用するならお買い得だと思います。 保護回路付きの18650を使用する場合、ケース改造の手間を考えると必ずしもお買い得とは言えません。

◆ ◆ ◆

なんだかんだ言いましたが、ケース改造は毎日ちょっとずつ進めながら結構楽しんでいました。 目的と手段が入れ替わって…というやつです。


 
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