10インチLCD EJ101IA-01G 自作フレーム
2016年3月
2016年1月、AliExpressで10.1インチLCDを購入しました。LCDパネルと制御ボードのキットです。
RaspberryPi2やWindowsPCにHDMIで接続し、画面が表示されることを確認しました。
ここでは自作フレームの寸法メモを残しておきます。
EJ101IA-01G
購入したのはこれです。
「
10.1 Inch 40pins 1280(RGB)*800 TFT EJ101IA-01G LCD Screen Display With Remote Driver Control Board 2AV HDMI VGA for Raspberry Pi」
「for Raspberry Pi」と書いてありますが専用品ではありません。VGA,HDMI,Video(NTSC)の入力に対応しています。
フレームはプラ板で自作。テスト製作中、100円ショップのトレーに固定してみたら非常に使いづらかったです。
自作フレーム
厚さ1mmと2mmのプラ板で作成。樹脂スペーサ、プラネジ、プラナットの使用で全体的に金属感も硬質感もありません。
LCDとフレームの寸法
LCDの寸法
LCDの表示領域は左上に寄っています。しかも4辺の幅に対称性がないので、フレーム作りは面倒です。
【参考】LCD表示領域と黒枠
フレーム1
表示領域を基準にフレームのサイズを決めます。四隅をネジ止めする都合上、フレームの幅は15mm程度が適当です。
水色の部分がフレームです。厚さ1mmのプラ板を使います。
実際には大きな長方形をくり抜くのではなく、15mm幅の短冊4本を組み合わせて作っています。
フレーム2 / LCDカバー
フレーム2はLCDの厚さ(3mm)に合わせて作ります。1mm厚、2mm厚のプラ板で同じ物を作り、重ねて接着しています。
ここでも4本の短冊を組み合わせる方法にしています。
バックパネル
LCDやリモコンの制御基板を止める土台です。適度な硬さが必要なので2mm厚のプラ板を使います。
●印と◆印はスペーサを取り付ける位置を表しています。
組み立て
前面から背面へ、(1)~(5)の順になるよう組み立てます。 【参考】側面写真
(5) バックパネル
(4) LCD制御基板、リモコン制御基板、スペーサ(14mm)
(3) LCDカバー
(2) フレーム2+LCD
(1) フレーム1
フレーム1の裏にフレーム2を接着します。位置合わせを慎重に。そこへLCDをはめ込み、LCDカバーを止めます。
LCDカバーはメンテナンス性を考慮し、両面テープでフレーム2に止めます。
ここまでで、(1)~(3)合計5mmの厚さになります。(以下、これを「LCDパネル」と呼ぶ)
LCD制御基板は長さ14mmのスペーサでバックパネルに固定します。リモコン制御基板は5mm程度のスペーサで。
(4)全体で厚さ17~18mmになるので、LCDパネルと(5)は18~20mmのスペーサで固定します(四隅の●印)。
このままだとフレームをつかんだときグニャッとたわむので、補強のため適当な間隔でスペーサを入れます(◆印)。
ただし、見栄えを考慮し、補強のスペーサはバックパネル側に止め、LCDパネル側は止めません。
全体の厚さは3cmほど。そのままでも立ちますが、現在、ブックエンドを貼り付けて安定性をアップして使っています。
◆ ◆ ◆
秋月がSHARPのIGZO-LCD(7インチ)の取り扱いを始めて注目されていたときに、自分もRaspberryPi用にモニタが欲しくなりました。
どうせならPCのセカンドモニタにも使えそうな大きさ・解像度のLCDが良いと思い、10インチ/1280x800のものにしました。
手頃なサイズで解像度もそこそこ高く、使いやすいです。
(C) 『昼夜逆転』工作室