雑談:海外通販でパーツを購入してPCをいじった
2009年12月 ※2013/03 ページデザイン変更 電子部品や自作PCのパーツを海外通販してみたので、メモ代わりの雑談でも。 DealExtremeとFocalPriceで各種パーツを注文。支払いはPayPalで。 購入した物はどれも日本でも売っているが、両店の通販は格安で送料無料。 その代わり到着まで3週間〜1カ月。特急便もあるが送料別払い。 ということで急がない買い物なら今後も利用したい。
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FocalPrice/CFでSSD | ||||
エアパッキン付きの封筒に、商品がゴソッと入っていた。 購入したのはmicroSD用メモリカードリーダを2種2個ずつと、CF-IDE変換アダプタを2種1個ずつ。 K45(このサイトでお馴染み、Shuttleのキューブ型PC)にお手軽SSDを取り付けてみようと思った。SSDの相場は32GBで1万円くらい。高くて買えない。 以前愛用していたFIVA(CASIO MPC-206VL)は、HDDの代わりにCF(コンパクトフラッシュ)を2.5インチIDE変換アダプタで取り付けて使用していた。LAN中心の使い方だったので、CFにはOSとアプリ数本が入ればよく、容量は8GBで十分だった。Windows2000は3GBも占めていなかった。 これと同様のことをK45でやってみよう。 その前に、microSDHCメモリをUSBメモリ化して内蔵したので紹介。 左から、 ・トランセンド microSDHC 4GB class6 これは手持ちのもの。 ・microSDメモリカードリーダ これを今回の通販で購入。 上記microSDHC 4GBの読み書きはできた。 ・エアリア 世田谷電器 奥沢一丁目(メーカーサイト) これは手持ちのもの。USBコネクタ変換アダプタ。 K45のPCIスロットの脇にUSBヘッダピンが出ている。ここに「奥沢一丁目」を挿し、それにUSBメモリ(microSDHC + メモリカードリーダ)を挿す。かなりギリギリで収まる。「Ainex EX-004」など延長ケーブルを利用してもよい。 「奥沢一丁目」のハンダ面はPCIスロットにこする。部品面(USB-Aメス2段)はコイン電池の少し上、絶妙な位置に来る。ただしCPUクーラーのプラスチック枠にはぶつかる。 高さ方向は余裕があるので通常のUSBメモリでも挿せる。逆に、小さくしたいなら「7mm程しか出っ張らない」などの極小microSDHCメモリカードリーダがよい。 このUSBメモリは音楽や動画ファイルの置き場専用にするつもりで付けた。自分はこのPCで24時間365日、音楽や動画を再生している。HDDの負担軽減のためアクセスを減らしたくて、これまで音楽ファイルなどはRAMディスク(1GB)に容量いっぱいまで置いていた。しかしメモリ2GBのマシンでRAMディスクを1GB取るのは無理があった。 今回のUSBメモリ追加によって音楽ファイル置き場は4GBに増えた。RAMディスクをたっぷり空けられるようになった(ただしディスク容量は500MBに減らした)。HDDのアクセスも無い。 このUSBメモリで現れたドライブはCドライブの適当なフォルダにマウントしている。マイコンピュータを開いても見かけ上はドライブが増えておらず、表示スッキリ。 さて本題のCF→SSD化である。 CF(コンパクトフラッシュ)をIDEに変換するアダプタは様々な種類が発売されている。IDEケーブルに付けるもの、マザーボードのIDEコネクタに直接挿すもの、CF 1枚挿し、2枚挿し。 今回はマザーボードのIDEコネクタに直接挿すタイプで、CF 1枚挿しと2枚挿しのものを通販で購入した。国内では大雑把に1000円くらい。ぶっちゃけ「変換名人」のCFIDE-401IBとCFIDE-402IB。 2枚挿しの方を使ってみる。2枚のCFのどちらをマスター/スレーブにするかはジャンパーピンで変えられる。1枚しか挿さなくても構わない。また、このアダプタにRAID機能はないので、2枚挿しても単純に別々のドライブとして扱われる。 CFはトランセンド 8GB 133倍速。200〜266倍速のものを使いたいが、とりあえず手持ちのもので。 ここで16GBの高速高価なCFを新たに買うくらいなら、素直に32GBのSSDを買った方がよい。 電源はFDD用4ピンのケーブルで。ギリギリ届く長さ。 CF-IDE変換アダプタがメモリモジュールにぶつかりそうだが、数ミリの隙間が空くので大丈夫。ただしヒートスプレッダ付きのメモリモジュールだったらアウト。 ドライブ移行作業。 まず、システムドライブ(Cドライブ)に置く必要のない単なるデータ類のファイルを別のドライブへ待避し、8GBのCFに収まるようシステムドライブの使用量を減らす。 またはパーテション操作ツールを利用してシステムドライブのサイズ(パーテション)を小さくする。いずれも7GB以下を目安に。 次に、「EASEUS Todo Backup」で現行のHDD内容をCFへ丸ごとコピーする。 Backup操作とRestore操作で丁度バックアップも取れて都合がよい。 最後に、BIOSでブートドライブをこのCF(IDE HDDとして見える)に変更する。 自分はこのPCで頻繁には作業しないので、ドライブへのアクセス速度は遅くても構わないと割り切っている。…が、ちょっとは気になるのでベンチマークを取ってみた。
2010/01追記 コンパクトフラッシュ GREEN HOUSE 8GB 233倍速 公称値「読込み 37MB/s、書込み 19MB/s」の製品。 実力はreadで8割、writeで9割といったところ。 トランセンドの133倍速をやめてこちらを使うことにした。 一応こんなことも考えてました 比較的小容量(32GBないし64GB)のSSDをシステムドライブとし、大容量(1TBないし2TB)のHDDをデータ置き場に使う。SSDが安くなりさえすれば、このスタイルが主流になるんじゃないかと思う。 HDDが壊れたときのことを考えると、1台でOSもアプリもデータもとやるのは不安がある。大容量のHDDに交換するとき、OSやアプリを再インストールしたり、あるいはリカバリやドライブコピーの手間がかかる。 HDD 2台でOS+アプリとデータに分ければ、どちらのHDDを交換するときも取り回しが楽になる。しかし発熱や電源容量の問題から、できればHDD 1台で運用したいとも思う。キューブ型PCでは特にそう思う。 それならばSSD+HDD構成が結構イケてるのではないかと。システムドライブが小容量ならバックアップはドライブ丸ごとやれて楽だし。 |
ついでにメモリー検査 |
海外通販やCF→SSD化とは何の関係もないが、丁度この頃に興味を持ったので書いておく。 実はメモリー検査ツールを使うのは初めて。ブランド品のメモリなら大丈夫だろうと、これまで不良を気にしたことが無かった。で、ノーブランドのメモリって持ってたかなー…と、予備機で使ってた。 「MEMTEST86+」 v4.00を使用。 予備機:ASUS CUV4X/PentiumIII 800EB MHz 2枚のメモリを乗せていたので1枚ずつ検査。 わっはっは、こりゃすごい。256MBノーブランド品。 たまーにWindowsが壊れるPCだった。このマザーボードはHitachi(IBM)のHDDと相性が悪いとネットで何回か見たので、鵜呑みにしてHDDが壊れたのだと思っていた。よくHDDを買い替えていた気がする。このメモリが原因だったのか。知らないとは恐ろしい。10年前の話。 次に128MBブランド品。基板にMade in Japanの印刷。 ご覧の通りエラーなし。さすがです。 もう一度言います。さすがですMade in Japan. その後、512MBのメモリを入手して計640MBにした。 もちろんメモリのエラーはなし。 さらに「Drive Fitness Test」でHDDの検査もしたが異常なし。 このPCはまだ働ける。 面白かったので別のPCでも検査してみた。 メインPC:ASUS P5B-VM/Core2Duo E6320(1.86GHz) メモリはCFD ELIXIR W2U800CQ-1GLZJ(1GBx2枚)と CFD ELIXIR D2U800CQ-S512LZJ(512MBx2枚)の計3GB 4枚挿したままで検査開始。 結果、OK ネットブック:ASUS EeePC 901-16G メモリはTranscend JetRam JM667QSU-2G (2GB)に換装。 結果、OK ちなみにブータブルなUSBメモリから「MEMTEST86+」を起動している。これを作る過程も面白かった。 他に、 K45:メモリはCFD ELIXIR W2U800CQ-1GLZJ(1GBx2枚) 計2GB FIVA(MPC-206VL):メモリは内蔵128MB+ノーブランド256MB増設 計384MB もテストしたが、いずれも結果OK. なかなか楽しかった。 |
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お役立ち情報でも何でもありません。 以上、「こんなことやってみました報告」的な雑談でした。 |
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