『昼夜逆転』工作室
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ESP32-C3-WROOM開発ボードとピッチ変換基板

タイトル画像

2024年1月

ESP32-C3-WROOM用の開発ボード兼プログラマー(書き込み器)を作成しました。自前のピッチ変換基板と組み合わせて使います。 また、自宅リフローに挑戦しました(こちらは2024年3月)。

開発ボード

回路の詳細は当サイト内「ESP32-C3をSPI-Bootモードで使用する」の 「ESP32-C3とUSBを配線する」の項をご覧ください。
シンプルで小さいのでブレッドボードの両側が空きます。書き込み時のプルアップ抵抗を切り離すことがでます。 MPUを取り外してユニバーサル基板へ組み込むことができます。
ヘラのような鍵のような形をした緑または青の基板はESP32-C3-WROOM用のブレークアウト基板です。 根元から切り離すことでピッチ変換基板となり、開発ボードへの装着に使用することもできます。

開発ボード 開発ボード 開発ボード 開発ボード 開発ボード 開発ボード 開発ボード

スクリーンキーパー

応用として、ハードウェアに何も手を加えることなくBluetooth接続のスクリーンセーバーキャンセラー(*)にすることもできます。 電源供給だけできればよいので、ノートPCの貴重なUSBコネクタを使わなくて済みます。 ※ポリシーがあって「スクリーンキーパー」と呼んでいる。
動作は、1~255秒周期(任意に設定可)でマウスカーソルを微動させる、または[Ctrl]キーを押下するというものです。 アイコンがマウス/キーボードなので不審なデバイスを接続しているように見えないことや、スマホで設定できることが特徴です。

開発ボード 設定画面 設定画面
※キャプチャ画像ではスマホでペアリングしているが、利用を想定しているデバイスはノートPCやタブレットPC、デスクトップPC。 ノートPCで利用実績あり。

ダウンロード
BleMouseC3_AP.zip(プロジェクト一式)
開発環境:
Windows10, VisualStudioCode, PlatformIO

リフロー

開発ボードの作成に「IX5 Ultra」(Universal Preheating Platform)を使い、「自宅リフロー」をやってみました。クリームハンダは183℃品を使用しています。

リフローの手順/操作方法

  1. 基板のパッドにクリームハンダを盛り、部品を乗せます。ずれても構いません。
  2. 台に基板を乗せ、固定します。
  3. [+]ボタンを何度か押し、150℃くらいを設定し(プリヒーティング)、[+]ボタンを長押しします。温度上昇開始。
  4. 設定温度に到達したら[+]ボタンを何度か押し、183℃を設定し、[+]ボタンを長押しします。
  5. ハンダが溶け出し、ずれていた部品はパッド上に移動します。移動しない場合はピンセットで位置を修正します。
  6. 全体を眺めて問題なければ電源オフ。基板が冷めるまで待って完成。

リフローの様子 リフローの様子 リフローの様子

自宅リフロー、デビュー! じわっと溶けてハンダ付けされる様子が直接見られて面白かった。 pic.twitter.com/Lty8DY3tck

— 『昼夜逆転』工作室 (@jsdiy) March 10, 2024

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ESP32-C3-WROOMは安価で機能豊富で手軽に使えるマイコンです。 動作実験をしていて「こんなふうにすればもっと使いやすくなりそうだ」と思ったものを作りました。